新刊告知 『台湾澎湖観光入門』
2021年12月31日コミックマーケット99に参加します!
今回の新刊は『台湾澎湖観光入門』
澎湖に4年住んだポンフーマスターさんと共著の澎湖ガイドブックです。
台湾の観光ブックは数あれど、澎湖の項目はないか、あっても1~4ページほど…。
その澎湖に特化した、初めて台湾の離島へ行く方へのガイド本ができました!
今回はイベント終了後に以下サイトにて通販を行います。
コミケに参加しない方もどうぞよろしくお願いいたします!
コミックマーケット99 金曜日(2日目) 東5ホール ネ25b
サークル:キノハス
新刊:『台湾澎湖観光入門』
B5/フルカラー36p 価格:1500円
既刊:『台湾お廟入門 vol1』
A5/カラー8P+4P+4P 価格:500円
『創作哪吒アンソロジー 蓮花少年』
B5/カラーあり44P 価格:900円
委託:まやかしや『台湾哪吒三太子聖誕祭見聞録』
A5/フルカラー25P 価格:600円
台湾道攝會『台湾道教神事紀行』
4種/A4/フルカラー 価格:500~1500円
既刊『台湾お廟入門』はこちらもご参照ください。
こちらは現在、神保町の東方書店様でも店舗、通販でお取り扱いいただいております。
https://www.toho-shoten.co.jp/
『台湾澎湖観光入門』内容サンプル
台北や高雄には行くけれど、離島は行ったことがないという方へ。
台北から国内線にのって1時間、澎湖がおすすめですよ!
まだまだ日本人が少ない穴場スポットでもあります。
澎湖は台湾本島とは一味違う、絶景リゾートが満喫できる場所です。
青い空にコバルトブルーの海、ゆったりと熱情な人々、島独自発展した文化…
日本ではまだまだ知名度が少ない澎湖ですが、とても素敵なところなので、いつかちゃんと紹介したいと思ってきました。
同じく澎湖の魅力にとりつかれ4年程住んだポンフーマスターさんと企画から一年、たくさんの方のご協力の下、やっとご紹介が叶いました。
澎湖の行き方、地図、街あるき、美食、各地紹介、郊外や離島への行き方等
初心者さんでも澎湖をフルで楽しめる入門本です!
各地紹介の前に地図や交通手段などの情報ページを設け、使いやすい仕様にしました。
澎湖在住の写真家さんによる澎湖の絶景写真もたくさん。
ぜひこの本を持って澎湖旅行へ行っていただけたら嬉しいです!
コロナが空けたら私もすぐ向かいます!
いつかの澎湖でお会いしましょう。道攝
2020 中壇元帥哪吒三太子爺聖誕祭 <在日本>
恭祝中壇元帥哪吒三太子爺聖誕千秋!
2020年旧暦9月9日、新暦10月25日は太子爺の生誕日でした。
コロナ禍がまだまだ続く日本…今年は5年通った新営太子宮の聖誕祭に行けず…
めっっっちゃ悔しいので日本で丸一日お祝いを敢行しました。
お供えの他、去年の冬コミの発行物や絵なども公開しましたので、ぜひ一読していってくださいね。
例年の新営太子宮聖誕祭については以前の記事からどうぞ。
改めましてお久しぶりです。キカです。
ブログ全然更新しておらずすみません…。
コロナで台湾へ行けないと刺激がなくてとても辛いですね。台湾行きたいです、お廟行きたいです。
そこかしこで台湾の匂いを求め、先日はポポーというフルーツに台湾の味を感じて大感激しました。ポポー、あまり売っているのを見かけませんが、釈迦頭と同じバンレイシ科で濃厚なバナナのようなキャラメルのような…後味は釈迦頭に似ています。追熟させて黒くなってからが食べごろなのですけど、外からでもすっっっごくフルーティーな香りがプンッップンします!もうその匂いがたまらなく台湾の匂いで抱えてずっと嗅いでました。台湾行けなくてロスな方にはオススメします。キマる匂いです。たまりません。ぜひ見つけたらトライしてみてください。
………ポポーは置いといて、本題ですね。本題への入り方がもはやわからなくなっています。ブランクありすぎてブログの書き方がわからない…。書けって話ですね、すみません。
恭祝 中壇元帥哪吒三太子爺 聖誕千秋
今年は新営へお祝いへいけないので日本からのお祝いです!
今年のお祝い記録を以下に記していきます。
自宅太子爺祭壇 新調
ブログでは初出しかもしれません、弊宅の太子爺祭壇です。分霊、開光等は行っていないので祭壇(もどき)です。
まずは前日にこちらのお供え物を新調。太子爺は子供の神様なので飴やら駄菓子やら仕入れてきて、哺乳瓶型ケースにいれました。
先日、祭壇の上にあった照明から水漏れが起き、少し小さく展開している祭壇ですが、そろそろ修理工事されるので元の位置で広々した環境に早く戻したいですね。(11/6 修理完了して元位置に帰ってきました!ご心配いただいた方ありがとうございました!)
極楽蓮を作成
そして蓮を折ります。
去年太子宮で蓮の折り方を教わって、事務所でみんなで折ったのを思い出しますね。
集まったはいいけど皆折り方を忘れ、アレ・・・アレ・・・?となってた窮地を救ってくれたお姉さんがとっても頼もしく素敵でしたね!
この折り紙はその時にいただいたもの&購入したものになります。大量にあります、大量に…。去年のスーツケースの重さは折り紙が貢献しました。
この蓮は折り紙を18枚用意し、3枚1セット×6で束ねたものを開いていって作ります。本式は台座もあるのですが、不器用すぎたのでそちらは断念…。
蓮も2個つくりました。1個め全然うまく作れなくて…!
知育菓子をつくる
楽しいケーキ屋さんとかほしかったのですけど、近所回ってもあったのはからふるあいすしょっぷだけでした。お誕生日だし知育菓子はやりたかった!
いやー最近の知育菓子ってすごいですね。すごいちまちまちまちまちまちましてますね。前述の通りの不器用人間にはちょっと罰ゲームなのではと感じちゃったりもしました。ねるねるねるねと同じメーカーさんだからかもですが、あの粉と小さいカップのみで作れるなんてすごいですね、計算の味がしますね!
一応こちらは当日のみお供えさせていただきました。
太子爺聖誕記念 公開物
聖誕記念ということでいくつかの絵を公開させていただきました。
■1 2019年新営太子宮聖誕祭レポ漫画 途中公開
新営にいけないので、去年の太子宮レポを作成中です。まだまだ数コマですが…。
去年は太子宮に3泊して廟会をフルで見れたので残したいんですよね。そしてなんといっても太子宮泊!大好きな場所に泊めていただけて、太子宮フルビュー!ありがたいことです…。
また、合わせて今まで新営太子宮でみてきた台湾の進香文化をまとめたく考えています。
その進香のために自分たちの神様をお連れする信徒グループを”進香団”といい、一家族の少人数から数台の観光バスでやってくる大団体まで様々。その敬虔さ、賑やかさ…とても素敵な文化だと思います。
台湾の民間信仰文化のひとつをぜひ知っていただけたら嬉しいです。
また、こちらは個人的なセルフ冬コミとして年内に書き上げることができたらな…と夢想しています。夢想ね、夢想。
進捗や完成品はTwitterに載せていきますので見てやってくださいませ!
■2 お廟奉納 太子爺イラスト 公開
こちらは台南の下太子元慶堂様に奉納させていただいた太子爺絵です。
描かせていただいた御縁に感謝です…!ありがとうございました!
太子爺のもとに絵を飾っていただけるなんで光栄です…。
お廟に飾られるのだからと落ち着いた厚塗りで刺繍等もしっかり描かせていただきました。全4枚なので塗り方を変えてみたり。あと2枚描かせていただくので力の限り頑張りたいと思います。
また、こちらの絵でアクリルスタンドフィギュア等を作っていただきました!自分の絵がグッズ化されるとは思ってなかったのでとても嬉しい、感激です…。
こちらは奉納絵になりますので、転載転用禁止です。
ご希望の方は新規で描かせていただきますのでご連絡くださいませね。
■3 C97発行『台湾お廟入門 神明篇:太子爺』 公開
こちらは去年冬コミで発行した『台湾お廟入門』神明篇の太子爺紹介です。
「太子爺って何?」という方に読んでいただきたい太子爺ダイジェスト。
哪吒、中壇元帥、太子爺、三太子と様々な呼び方がありますが、それは何故か、どんな神様なのかを簡潔にまとめてみました。
太子爺は台湾で(気づけば)よく会えるかもしれない神様なので、ぜひ知っていただけたら嬉しいです!
■4 C97発行『台湾お廟入門』おまけペーパー 公開
こちらも上と同じく『台湾お廟入門』のおまけにつけたペーパーです。(ペーパーとは、同人誌を頒布する際におまけで作者が近況や雑談したりお礼したりしている冊子や一枚紙)
私的なことではありますが、私がお廟文化に興味を持つまでを描かせていただきました。そう、もともと封神演義や西遊記の物語の哪吒好きが「台湾では哪吒が神様で信仰されているらしい!しかもなんだかファンキーだ?!」だったんですよね。それが今やすっかり太子爺としての哪吒にハマり、お廟文化に興味を持ち…本当に出会えてよかったなと思います。
私の人生の牽引者はいつだって哪吒太子です。哪吒太子と出会って人生半分。哪吒太子から頂いた様々な御縁に感謝…。
総括
中壇元帥哪吒三太子爺 お誕生日おめでとうございました!
今年はお祝いに伺えずとても無念ですが、日本で色々と考えるきっかけともなりました。
次こそお祝いに駆けつけたいです。
まだまだコロナ禍の続く日本ですが、皆様もどうぞご健勝で。
ここまで見ていただきありがとうございました!
新刊告知 『台湾お廟入門 Vol,1』
2019年12月30日コミックマーケット97に参加します!
今回の新刊は『台湾お廟入門 Vol,1』
「台湾に旅行するけどお廟に入っていいかわからない、どんなとこなの?」という方向けにお廟とはや成り立ち、お参りの仕方などを紹介しています。
お廟文化への入門としてお手にとっていただければ嬉しいです^^
また、今回は事前予約通販も受け付けています!
予約分は確実にお取り置きいたしますので、会場に来れない方、ご興味のある方はぜひご利用くださいませ^^
コミックマーケット97 月曜日(3日目)南4ホール ヒ26b
サークル:キノハス
新刊:『台湾お廟入門vol,1 』A5フルカラー8p
『台湾お廟入門 神明篇《中壇元帥哪吒三太子/太子爺》』A5フルカラー4p 価格500円予定
事前通販はこちら↓↓↓
https://kinohasu.booth.pm/items/1732125
内容はこんな感じです。
8pですが内容量はぎっしり詰めました!
重くないので台湾旅行のお供の際に是非どうぞ^^
その他、以前出した新営太子宮の廟会写真集も増刷で持っていきます。↓↓
https://kinohasu.booth.pm/items/1116497
お廟入門とセットで廟会も楽しんでいただけたら嬉しいです!
↓すっかり間が空いたら書き方がサッパリ……近々近況とか追加しますね
台湾お廟入門③ -台湾の神様 中壇元帥哪吒三太子Part1-
今回は台湾の神様編。
ここまで当ブログで何度も何度も名前が出てきた中壇元帥哪吒三太子(チュウダンゲンスイ ナタサンタイシ)についてご紹介しようと思います。
きっと台湾に何度も行っている人なら会っていますよ!
お廟入門開始3回にしてごめんなさいですけどいきなりクライマックス。
でもきっとこの先も何度も何度も名前が出るので必須科目です。覚えてください(笑)
※哪吒三太子が書き手の人生最推しのため、誇張、私見が多々見受けられます。ご注意ください。
こんにちは!今回の主役は僕だよ!
最近見かける三太子
さて、
このキャラクターをご存知ですか?
ちょっとクレヨンしんちゃんぽい、鎧っぽいものを着た男の子のキャラクター。
台湾の桃園空港、松山空港、高雄空港などのお土産売り場で見たことはないでしょうか?
この絵柄のお土産を買うとだいたい説明書きがついていますが…このキャラクターは三太子といいます。
そう、僕のことだよ!
僕にはお兄ちゃんが2人いて、3番目だから三太子と呼ばれてるんだ。
そしてこちらは高雄空港にありますモニュメント。高雄空港を利用した方見かけました?
赤い門の前に可愛い男の子が2人…
これも両方共僕だよ。
よく見る僕の姿はこんな風に赤い前掛けか、鎧を着てるかのどちらかだね!年齢はだいたい3~7歳くらいだよ。
さてお次は見たことある方ない方わかれそうですね。台北ではあまり見られないかもしれません。
お廟のお祭りなどに登場する神様の人形で、中に人が入りダンスをしたりします。日本での台湾フェスなどにも登場することがあります。
このファンキーなキャラクターは電音三太子(テクノサンタイシ)
これも僕だね。もともとはお祭りで登場する普通の人形だったけど最近は踊ったりオシャレしたり。
オリンピック会場やゴビ砂漠にもいったりしたよ!
ハイ、というわけでここまですべて同じ神様。
いまや台湾のキーキャラクターとしてグッズ化されたり世界各国に出張したりする三太子の元となっているのが、台湾で信仰の篤い神様、中壇元帥哪吒三太子なんですね。
中壇元帥 哪吒三太子(太子爺)
台湾で最も愛され(私見)最も可愛い(私見)神様、中壇元帥哪吒三太子。
当ブログに何度も何度もというか毎回登場しているように彼は少年の姿をした神様です。
太子爺は非常に人々に近しい親しみのある神です。そのご利益は駆邪、児童保護、運輸業、交通業などなど。
その子供の愛らしい姿と神通力、武力の強さから子供からお年寄りまで幅広く信仰されています。
お廟に入ると、祭壇の一番手前に小さい、車輪に足を乗せ、槍を掲げた鎧を着た神像が目に入るのではないでしょうか。そちらが、中壇元帥哪吒三太子です。
哪吒太子の像はとても特徴的。
槍の名は火尖槍、穂先から火を噴く槍。
手に持つ輪は乾坤圏、投げて攻撃する金の輪。
足に踏む車輪は風火輪、火を噴きながらすごいスピードで空を飛ぶ車輪。
羽衣は混天綾、水を振動させる羽衣で海を揺らします。
着ているものは鎧。天界の軍を率いる武将であることを示しています。
特に風火輪は速い移動の象徴として、交通運輸業の神となった理由です。それに速い、ということから暴走族からの信仰も集めてます。速さは大事。
神像はお顔や形がそれぞれ違っても持つ宝具は大体同じなので、この宝具を持っている無髭の神様がいれば中壇元帥哪吒三太子です。
お見かけしたらご挨拶していってくださいね!
ちなみに、哪吒太子の出身は中国の神魔小説『封神演義』または『西遊記』
西遊記の斉天大聖孫悟空や三国志演義の関羽と同じく、物語の中から神様になった人物です。
哪吒の出典については別記事でたてますのでご興味のある方はよろしくお願いいたします。
妖魔退治のエキスパート 哪吒三太子
台湾の特徴的な哪吒信仰というと大きく2つ
- 主神を護り、先陣をきる開路伸信仰
- 集落の人々の生活を守る五営信仰
そしてここに共通するのが、哪吒三太子は悪鬼妖魔、魑魅魍魎を駆逐する神であるということ。
子供の姿をしていますが、彼の神様としての役職は中壇元帥。
つまり哪吒太子は天界の軍を率いて妖魔を降伏させるエキスパートであり大元帥なのです。
中壇元帥の由来
↑ 左手の旗が五営神軍の象徴。この旗があるお廟は五営神軍に守られています。
太子爺の役職名である中壇元帥。その由来に少し触れてみます。
台湾の神様の世は神様は家族親類などの血族ではなく、それぞれの役職で成り立っている縦割り組織。ざっくり会社みたいに考えてください。大きな組織図のある大企業です。
その中に警察のような、付近をパトロールし、悪いものがいれば捕え、平和を維持する為の軍隊がいます。それが五営神軍。
悪いものを捕まえるというより制圧する機動隊みたいな感じでしょうか?
五営神軍は5つの軍隊からなり、それぞれ東西南北中を称しています。
その軍にはそれぞれ将軍、兵頭がいて軍馬と兵がいます。
その中の中営を担い、五営すべてを統帥しているのが哪吒太子。中壇元帥の中壇は五営軍の中営から来ているんですね。
五営軍のお仕事は人々の平和を維持すること。
その人々はまさに我々現代に生きている今の人々です。台湾、特に南方ではお廟の中に五色の旗を置き、お廟の外の四方に五営軍の祠を建て、自分たちの集落の安全を五営軍に託しているんですね。お廟では毎月五営軍に日々のお仕事の感謝を伝える儀式があったりと、目には見えないけれど自分たちの中心地であるお廟の主神を守り、自分たちの生活を守る、人々のすぐそばにいる存在、それが五営神軍です。
人々に近しい神様
↑ いろんな哪吒三太子。バリエーションが豊富で飽きることがありません。
太子爺は人々にとても近い神様と言えるでしょう。
そして何より、現世利益を重視する台湾民間信仰の中で、彼の神様としての立ち位置はあまり高過ぎず低過ぎず、日々のお願いや相談をしやすいといえます。
ましてやその子供の姿から老若男女問わず好かれ、キャラクター化、グッズ化もしやすく重ためな宗教という垣根を取っ払う存在ですね。
↑ 家にある三太子グッズの一部。可愛らしいのばっかりです!
かくいう私も今や台湾三太子に惚れ込んで台湾に通っている者…
中壇元帥・太子爺の神さまとしての威厳、恩赦、三太子としてのポップでキャッチーな親しみやすさ可愛らしさの二面性にすっかり掴まれています。
長年の追っかけの贔屓目もあるでしょうが、私には宗教色がだんだんと薄まる台湾の中で、三太子がその繋ぎ手となっているように思えてしまいます。
是非台湾に行かれた際は気にかけてみて下さい。
台湾で街歩きしてたりお土産探してたりすると知らず知らず結構僕に会ってると思うよ。次はきっと見つけてね!
台湾における哪吒三太子信仰
↑台湾最大の哪吒廟 台南新営太子宮
最後となりましたが、台湾では哪吒三太子信仰がとても盛んです。
それは何故かと長らく考えてきましたが、このところ思うのは端的に言って、哪吒と台湾人は気質が合うんじゃないかと。
台湾は四方を海に囲まれた島国で、哪吒は龍殺しと治水の話を持つからとか、高すぎない神格の丁度良さとか。
でも哪吒三太子のガッッッとした熱量が台湾人の熱量にマッチして、哪吒信仰は台湾でガッッッッと膨れ上がったんじゃないか…とそんな気がしています。
妄想は置いておいて、大きい理由の一つに神おろしのシャーマン童乩(タンギー)の存在があります。
童乩は神を自身の身に降ろし、トランス状態の中自身の体を傷つけつつ神の言葉を届けます。
哪吒三太子は童乩と高すぎない神格と苛烈な性格がよく合います。
この哪吒三太子と童乩の相関性は今後探っていきたいところです。
次回は
なるべくライトに三太子の紹介をしようと…思ったんですが、人生の最推しへはやはり自制が効かなかったですね…^^;すみません…正直哪吒関連はいくらでも記事が…書ける…
他の台湾の神様も紹介していくつもりですが、ここまではきっと書けません。先にお詫びしておきます。
次回?は三太子のPart2を書きましょうか。
もうこうなれば正気は置いといて哪吒太子の出典をもう少し掘ってみようと思います。
台湾で篤い信仰を集める三太子、その元々の哪吒太子とは何なのか。
中国台湾だけでなく日本のマンガやゲームにも登場する<哪吒>その元に迫ってみたいと思います。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。
新年快樂!旧暦1/15 澎湖元宵節のご紹介
新年快樂! 萬事如意,天天平安!
2019年2月5日は民国暦108年1月1日。中国語で春節。旧正月のことです。
日本を除くアジア圏は西暦のお正月より旧正月の方が盛り上がるっていうのはもう有名ですよね。
なので台湾の春節についてご紹介…といきたかったのですが、私は春節に台湾にいたことがないので、ちょっとはやめですが昨年行ってきた台湾離島澎湖での旧暦1月15日“元宵節”をご紹介しようと思います!
澎湖(ポンフー)ってどこ?という方はこちらをどうぞ。
台北や高雄から国内線で行く中国大陸と台湾本島の真ん中にある諸島群です。
澎湖は濃厚な宗教文化が残る島で、澎湖でしか見れないお廟文化もあるんですよ!
元宵節とは?
元宵節は旧暦1月15日。お正月(過年)の最終日です。日本でいう小正月。
台湾では有名な元宵節のイベントがあります。
◎台北平渓の天燈(ランタンフェスティバル)
◎台南塩水の蜂炮(爆竹祭)
◎澎湖の乞亀
3大元宵節イベントの1つは澎湖にあり。
澎湖の元宵節は新年当日よりも賑やか!
昨年2018年の3月。6年前澎湖に短期滞在していた時からずっと見たかった澎湖の元宵節にやっとこれました。
澎湖の元宵節“乞亀”
澎湖では旧暦1月15日から17日の3日間をかけて正月期間最後のお祭りをします。
澎湖元宵節のメインといえば亀!
澎湖では各お廟で亀を作り、がランタンを灯して、平安を祈る乞亀という活動が行われているんです。
小さな島の中にぎっしりとお廟が詰まった澎湖で行われる乞亀。賑やかで煌びやかな3日間のお祭りをぜひ楽しんでいただきたいです。
澎湖元宵節 メイン時間は夜。
夜になるとお廟がライトアップされ、オレンジ色のあたたかいランタンの灯がともり、人々がお廟に集まってきます。
お廟の外の広場や付近の道では屋台やステージが出たりランタンのオブジェが飾られたり。
夜市や移動式の遊園地がくることも!
実は台北や高雄とかで見られる夜市って澎湖には普段ないんですよ。
地図には夜市って書いてあるところもありますが行くと夜市ってどれ?ってなります。屋台が数軒あるだけ(笑)
でもこの期間ではちょっとなじみ深い夜市に出会えます。清水祖師廟の前の広場夜市、烏崁靖海宮なんかにぎやかでいいですよ!
お廟によってはステージが特設され、ミュージシャンや地元のクラブダンス、のど自慢大会なども見ることもできます。
電音三太子にも会えるかも!
烏崁靖海宮。ステージがあって、電音三太子も踊るよ!子供に大人気。
— キカ@3taizi6969! (@dkdk1071) 2018年3月8日
i phoneでも動画撮ってたけど光線量に負けておじゃんになりました。武轎の光線にも負けるな、宇宙からの発光体みたいな写真になること多々。 #澎湖元宵節 pic.twitter.com/di5BvyLhQh
新年運試し バァボエ
お廟の中ではバァボエ(擲筊)という2つのポエを投げて、ポエが裏表になる聖杯の形が何度続いたら景品がもらえるなんてイベントをやっています。
お廟にいってみたら大行列だった!となりましたらこの列です。
ボエはおみくじを引く際や神様に許可を得る際に使う半月型の杯のこと。台北龍山寺や横浜中華街でも見かけるでしょう?
このバァボエ、なんと車やバイクも当たったりするんですよ!新年運試しみたいな感じですかね(笑)
杯を両手に包み額につけ祈りながら杯を落とします。そしてそれが何度続くか案内の方が声を上げて数えてくれるんですよ。台湾語で。
1回はジッジン、2回はリッジン、3回はザァジンって。
バァボエの風景を思い出すと……その掛け声がありありと思い出されます。
ちなみに私はダメダメでした。バァボエはね、信心が大切なのよ信心が。
↑最後にもらえた亀さんのお餅とパン。この時期は市場でも亀さんだらけです。
元宵節名物 亀のオブジェ
各お廟で亀のオブジェが作られるのも澎湖元宵節ならでは。これがまたそれぞれ特徴があって素敵なんですよ〜!
お米で作られた亀や名産のキャベツで出来た亀、ビール瓶やチョコレート製、それぞれのお廟の趣向を凝らした亀のオブジェがたくさん見られます。
↑ お米製。お米製はオーソドックスでいろんなお廟で見られます。重さは競ってる節がある(笑)
↑ 石泉朱王廟はビール瓶製。こちらには独創的なアーティストの方がいらしてお廟廻りがとてもアート!
中には純金の亀なども……
なんかお祭りにあわせて作るって良いですよね。お祭り感あるよね。
↑ 山水上帝廟の純金製亀。他にも小さいサイズの亀や王船がプール内をぐるぐる回っています。
元宵節は夜がメインなので昼はあまりイベントがありません。
澎湖の中心地、馬公だけでなく澎湖全島で亀のオブジェは飾られてますから、昼間はバイクであちこちの亀巡りをするのも良いのではないでしょうか^^
↑ 昼間の烏崁靖海宮。この緑は名産のキャベツです。大きいんです。
平安橋を渡る
平安橋とは、お廟の前にかけられる小さな橋のこと。
頭上に神様のいらっしゃる小さな祭壇を作り、低頭して渡ります。
神様のご加護がありますよう、渡る前に手を合わせ、祭壇の前で拝拝。渡り合えると記念品をくれるお廟もあります。
平安橋は澎湖では元宵節で見かけるのですが、以前別の時期に平安橋が掛けられているのを見たので台湾本島では違うのかもしれません。
武轎踩街
澎湖といったら武轎ですよね!
武轎(ウージャオ)とはお神輿の種類の一つ。武という名前の通り武神などの神様を乗せて、激しい担ぎ方をするお神輿です。
武轎は台湾各地にあれども澎湖のは独特ですよ〜
ビカビカギラギラのネオンお神輿なんです!
ガンガンにテクノミュージックを流しながら煙も吐くし火柱も上がる。
↑ 鐡線清水宮の武轎。武轎は主に武神を乗せる為中壇元帥(太子爺)がよく乗っています。
かっっ………こいいんですよ!
澎湖の武轎は本当にかっこいいので是非見ていただきたい。
それぞれのお廟が趣向を凝らし、うちのが一番!とばかりに飾り立てたお神輿に若い男性たちが勇んで担いでいるのがカッコいい。
↑ 外按温王宮での武轎入廟。元宵節の外按は漁港の船がみんなライトアップされ花火も上がる。名物ですね。
こんなにギラギラでお神輿がかっこよくなったのは若い人も楽しめるように…ではないですかね。
経済が発展し、宗教文化が薄れていく台湾の中で文化を残そうと様々な取り組みをしているのだと感じました。
だって老若男女見てても楽しいもんね。
武轎が出てるとソワソワ見に行っちゃうのが私です。
そしてそして元宵節ではこの武轎がズラリと集まって澎湖の中心地をパレードする武轎踩街もあるんです!
ネオン神輿のパレードですね。
これが私すっっっごく見たいんですけど見たいんですけど……まだ見れてないんですよ…
私が行く前日にやったんだ踩街⋯⋯見たかった見たかった………絶対見に行くんだ………
踩街の様子などは澎湖で滞在型中国語教室をやっている花梨のお宿さんがHPで紹介しており、その管理人であるポンフーマスターさんがとても詳しいです。個々の御神輿の写真や動画もあります。
是非こちらから武轎踩街の様子を楽しんでください!
終わりに
6年前、澎湖に滞在していた時からお世話になってる方に「元宵節に来い、いいか元宵節だ」ってずっと言われていたんです。
3日間あるおまつりを楽しむには日本とはなかなか休みが合わず6年越しに澎湖に再訪できました。
本当に楽しかった。島中がおまつり感覚で賑やかになり、人々がお廟に集まってくる。
催しも澎湖ならではの地元感と暖かさに満ちていて…あっという間の3日で、この時のことを思い出すといてもたってもいられなくなります。
本当はもっともっとここのお廟はこうで、あちらのお廟はああだったって言いたいくらいなんですけど、郷愁の念に堪えられなくなりそうなので活動紹介に留めます。
澎湖帰りたいな、澎湖大好きなんだ。
色濃いお廟文化の息づく澎湖の行事という行事を見尽くしたい。
まだ武轎踩街も見れていないですし、また行かなければ。
澎湖は台湾の離島なので、ちょっと行きにくい場所ではあるのですが、もし行かれたならきっと素敵なことに逢えますよ。
新年快樂、皆様の新しい1年が素敵なものになりますように。
台湾お廟入門② -台湾のお廟の魅力-
前回は第1回目、お廟についてを読んでいただきましてありがとうございました!
今回は予定を変更しお廟の魅力について紹介しようと思います。神様の世界とその組織の話はまた今度。書いていたんですけど…これはいきなりアクセル踏みすぎだろ、と交通業の神であり走り屋にも信仰あつい三太子に止められました。というわけで今回はこちらです。
こんにちは!中壇元帥哪吒三太子だよ。
台湾のお廟とは何かは伝わったかな?
日本でもお馴染み、斉天大聖 孫悟空だ。
お廟お廟って……なぁお廟のなにがそんな良いんだ?
といわけで今回はお廟の熱い魅力について分解して紹介してみるよ!
- 記事は個人での調べ、独自解釈を含みます。勉強中の身故、正確とは言えません。間違いなどもありますのでお詳しい方には是非教えていただけたら幸いです。
- 記事、写真、イラストの無断転載を禁じます。記事使用の際はURL引用でお願いいたします。
- 参考資料、登場神祇等は随時インフォメーションにまとめていきます。
前回の記事まとめ
台湾の宗教とは?
台湾のお廟とは?
神様を祀る祭礼儀式の場であり地域の活動の中心。公民館的な役割も。
お廟の魅力
1、華やかな装飾の建築美
お廟の前を通ってまず飛び込んでくるのはその華やかさ、煌びやかさですよね!原色使いの色の洪水のような。
石を掘られた立派な龍の柱や赤くてまん丸の提灯、門に描かれた雅やかな門神。本殿前の荘厳な香炉。線香でけぶる本殿。組木や絵で彩られた天井。たくさんの神様や法器が並べられた祭壇。
お廟は大であれ小であれその佇まいに惚れ惚れ。私はキラキラの新しいお廟より茶がかったススで真っ黒になったお廟の方が好きだったりします。
天井まで真っ黒だと人々が祈りを捧げお香を絶やさず続いてきた歴史を感じますよね。
↑ 台南昆沙宮の真っ黒くなった天井。光を鈍く反射し美しい。
お廟にもいろいろな造りがあります。横に大きくて3、4階建くらいある中国宮殿造りやすこし小さめで昔ながらの一合院造り、都会のお廟は狭く高層建。その土地に愛されてきたその姿はとても魅力的です。
↑ お廟の華麗な装飾は写真映え間違いなし。ただしお廟内部の撮影には許可をとりましょう。
2、個性溢れる神様
やはりお廟のメインは神様ですよね。
台湾のお廟には1尊といわず、同じ神様が何体も、さらに違う神様も何体もと大量に祭壇に並んでます。
台湾の神様はとても個性的!
1尊1尊それぞれ役割を持ち、性格があります。そして功徳ご利益だけでなくそこにいたるまでのストーリーも。キャラクター性があるんですよね。
↑ 台南の中壇元帥哪吒三太子の神像。同じ神様でもお廟によってバリエーションも豊か。こんなイケメンもいらっしゃる。
そんな神様達の出自は、自然、偉人、動物、物語登場人物、祖先などなど。
俺はご存知『西遊記』から!
物語由来の神様もとても多く、日本人にも馴染み深いのではないでしょうか。『西遊記』『封神演義』『三国志』『水滸伝』などをご存知の方は至るところでその名前を見つけられて楽しさ倍増です。
↑ 左から2番目は『封神演義』の楊戩(『西遊記』の二郎神)、その右隣は『三国志』にも登場する華佗
豊富で個性的な神々の中できっと推し神様が見つかると思います!
3、盛大で賑やかなおまつり
お廟では決まった日付におまつりが催されることがあります。
例えば神様の誕生日。台湾の神様にはそれぞれ旧暦でお誕生日があり、その日は廟を上げて盛大にお祝いを開催し、そのお廟にゆかりのある他のお廟も神様を乗せたお神輿を担ぎお祝いにやってきます。
台湾のおまつりは熱くて賑やかですごいですよー!もう物理で暑くて熱い。爆竹が火柱。爆竹と花火とラッパの音で耳がやられる。耳栓があった方がいいほどです。
↑火災現場でなく爆竹による火柱。神輿が入場する度に大爆発。
神様そのものを乗せた派手なお神輿。土地によってはネオンギラギラ、煙を吐いて火を噴くお神輿も。
神降ろしのシャーマン童乩(タンギー)、八家将や官将首などの顔に隈取りをして神様の格好をしたグループの演舞、人が中に入って練り歩く大きな神様の人形、音楽に乗って踊る電音三太子、人形劇や歌劇。屋台もズラリと。
↑上段右は八家将。地獄の警察で偶数人で演武する。下段左は電音三太子。おまつりで見られるナビゲーター哪吒三太子のよりポップな姿。
たくさんの信徒がそれぞれの役目をしながら盛大に執り行う台湾のおまつりはハマってしまう熱さですよ!
台湾のおまつり見てみたいなーって方はこちらをぜひどうぞ。
台南新営にある新営太子宮のおまつりに3年通ってその様子をまとめた写真集です。
新営太子宮は台湾最大の僕の廟!
毎年ここから分霊された1000尊近い神像が集まるよ!
台湾で町歩きをしていると時折聞こえて来るかもしれない爆竹とラッパの音。そんな音が聞こえてきたら是非見学してみてくださいね。
やはり台北などの北部より、南部の方が遭遇率は高めです。
4、篤い信仰心の信徒
お廟は場所であり、やはり管理してくれる人やお参りに来てくれる人がいてこそのお廟。
信心深く、親切な台湾の人々。お廟でお会いする方はことさらにあたたかく迎えてくれます。
お廟を見学していると声をかけてもらったり、この神様はねって教えてくれたりします。私自身何度もお廟でお会いする方に助けられ、教えてもらってきました。言葉がうまく話せなくても、わからなくても迎えて下さるそのお気持ちがとても嬉しく思っています。
ただ、南部のお廟では共通語が中国語でなく台湾語だったりする。しかも台湾語しか話せない、わからない人も結構いらっしゃる…。中国語もまだまだまだだってのにネ。
台湾語がわかる方は是非お話を深く聞いてみてくださいませ!
また、お廟にお参りに来る方も老若男女…小さいお子さんも若い人もお参りに来ます。世代関係なくお線香をささげ、お祈りしている姿は素敵ですね。
次回は
魅せられて止まない台湾のお廟の魅力、お届けできましたでしょうか。
まだまだ知らないことがたくさんでもっともっと知っていきたい台湾のお廟文化。
是非台湾まち歩きの際にお廟を見つけたらお参りしてみてくださいね!
次回もちょっとディープな台湾の魅力をお伝えしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
台湾お廟入門 インフォメーション
いつも当ブログををご覧いただきありがとうございます!
こちらは台湾文化紹介コーナーの《台湾お廟入門》インフォメーションおよびまとめページです。記事が増えるにつれ随時更新していきます。詳しい内容は該当の記事へどうぞ!
その他、当ブログ全体の説明は以下から御覧ください。↓
このブログについて - 3taizi6969! -ローカル台湾を訪ねて-
台湾は宗教文化の息づく島。
数歩あるけば宗教文化を目にする台湾において、お廟文化を少し知っておくと普段の町歩きがより楽しくなります!
台湾の社会を構成する一要因である廟宇文化。一緒にお勉強してみませんか?
- 記事は個人での調べ、独自解釈を含みます。勉強中の身故、正確とは言えません。間違いなどもありますのでお詳しい方には是非教えていただけたら幸いです。
- 記事、写真、イラストの無断転載を禁じます。記事使用の際はURL引用でお願いいたします。
- 参考資料、登場神祇等は随時この記事にまとめていきます。
《台湾お廟入門》 インフォメーション
記事一覧
①台湾のお廟とは&台湾の宗教
まず大前提。台湾のお廟とは何かについての概要編です。
②台湾のお廟の魅力って?
お廟お廟言うけど何がいいの?台湾のお廟の魅力を分解して紹介します。
台湾お廟入門③ -台湾の神様 中壇元帥哪吒三太子Part1-
③台湾の神様編 中壇元帥哪吒三太子って?
台湾で人気の神様、三太子。このブログで毎回登場する神様のご紹介です。台湾に行っている方は気づいていないだけできっとこの神様に会っています。
ナビゲーター紹介
案内役として台湾の神様に登場していただいています。一尊一尊の詳しい紹介は後日記事にしますので、今はお名前を憶えていただけたら嬉しいです。
中壇元帥 哪吒三太子(太子爺)
天上聖母 媽祖
斉天大聖 孫悟空
※増員があり次第追加していきます。
ご質問受付
台湾のお廟文化に関する質問を募集しております。
こういったことが気になる、台湾でこういうのを見たんだけど、またはこういったことが知りたいなどなど…ございましたらこちらへどうぞ!
匿名ですのでどうぞお気軽に。
お答えできる範囲でお答え、または今後の記事の参考にさせていただきます。
参考文献
記事の作成、調べにあたり参考にした文献類です。ご興味がありましたら是非どうぞ!
日本語
・国立編訳館 主編/蔡易達・永山英樹 訳 『台湾を知る』 2000年3月20日 雄山閣出版
・古川勝三 『日本人に知ってほしい「台湾の歴史」』 2013年8月20日 創風社出版
・『道教の本―不老不死をめざす仙道呪術の世界 』 1992年10月16日 株式会社学習研究社
・窪徳忠 『道教の神々 』 1996年1月10日 平河出版社
中文
・呉漢恩・楊宗祐 『圖解台灣迎媽祖』 2014年3月 晨星出版有限公司
・謝奇峰 『圖解台灣神明圖鑑』 2014年8月 晨星出版有限公司
・李秀娥 『圖解台灣民俗節慶』 2015年5月 晨星出版有限公司
・謝宗榮 『圖解台灣傳統宗教文化』 2018年8月 晨星出版有限公司
・康諾錫 『台灣廟宇深度導覽圖鑑』 2014年10月 猫頭鷹出版社